毎日がトリノ

トリノオリンピックもいよいよ後半戦。
連日各国の選手達の活躍が報道されている。
なかなかリアルタイムでは見れないのだけれど
忙しい朝の時間でも、つい速報に見入ってしまう毎日が続いている。

男子フィギュアの高橋選手には、淡い期待を抱いてたんだけど・・・
やはり世界の壁は厚かった。
ジャンプでは失敗したものの
個人的に、彼の日本人離れしたスケーティングは
今回のオリンピック最大の収穫だったと思う。

一方では、トリノでも金メダルをいとも簡単にさらっていった
プルシェンコ選手の演技にはちょっと不満が残った。
もちろん彼の演技は完璧だったし、その技術に至っては
歴代のアスリートの中でも、群を抜いていた。
ショートプログラムでは高さと切れのある難しいジャンプを次々に決め
これでもかというほどに複雑なステップを見せ付けたが
難しい技の連続に終始し、音楽にあった振り付けには見えなかった。
彼の表現したいことがうまく伝わっていなかったように思う。
ショートプログラムで圧倒的な高得点を出したために
2日目のフリーでは、明らかに力を抜いた演技になってしまったのが
とても残念だ。

確かに金メダルは、全てのアスリートたちが恋焦がれ
一度は手にしたいと切望する特別の物かもしれないが
オリンピックの最終目標を金メダルにしてしまうのはつまらない。
最大のエキサイティングな瞬間は、メダルを獲るまでの過程にあるのだ。
完璧な演技だけが人を感動させるとは限らない。
プルシェンコ選手の優雅な演技の最中
脳裏にフラッシュバックしたのは
オリンピック選考にもれ、トリノの地を踏むことすらなかった
恩田芳栄選手の、諸刃の刃を剥き出しにしたようなギリギリの演技だった。
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by henrri | 2006-02-22 00:54
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