2005年 11月 29日 ( 1 )

新選組!!そのⅡ

新選組!を語らせたら最後、止まらなくなるので
新選組!とワインの話しを少し。

近藤勇が京に上る少し前
師範になるべく、講武所を訪れた勇が門前払いをくらい
途方にくれる場面で坂本竜馬に出会う。
竜馬に連れられて、供の藤堂平助と訪れたのが
海運奉行の勝海舟の家。
当時の尊皇攘夷とは一線を画し、もっと広い視野に立って
諸外国と日本を見つめていた勝海舟の居室は
多摩の田舎侍に過ぎない勇と平助にとって
全てがものめずらしく、たった今、講武所を追われてきた身には
そこは別世界のように映ったことだろう。
そこで出された酒が舶来のスパークリングワイン。
勇はエゲレス公使館で試飲済みだが
平助は生まれてはじめてのいわいる炭酸飲料。
なるほど、初めてスパークリングワインを口にした人の反応とは
まさにこれなんだ!という中村勘太郎の迫真の演技に
より一層、印象深いシーンになった。
特にドラマの初期において、
勇をはじめとした試衛館メンバーのかっこ悪さ、どん臭さが起爆剤となり
そのコンプレックスは徐々にエネルギーへと変わっていった。
このシーンは、新選組の核を作り上げてきた逸話のうちの一つだと思う。

そして何より、このドラマにとって忘れてはならない大事な小道具が
何をかくそうワインのコルク。
浦賀に来航した黒船を見に行った勇と歳三が
波打ち際に漂うコルクを、戦利品として持ち帰る。
目の前に、山のようにそびえる異国の巨大帆船に
自分たちの卑小さ、無力さを否応もなく見せつけられ
戦利品と称してコルクを拾ってくる他、なすすべを知らなかった勇と歳三。
このコルクは、勇の斬首まで、彼らの肌身から離れる事はなかった。
新選組!!の中でも、北へ進む歳三のコルクが
どんな逸話と共に描かれるのか、これもまた楽しみだ。

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by henrri | 2005-11-29 14:30 | 映画・ドラマ