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ワインセミナー後期第一回

夏の間お休みいただいていたワインセミナー。
後期第一回が開催されました。e0090389_13131420.jpg

福島市のグラスワインのお店「ユアーズ」にて開催。
後期は、葡萄品種別に飲み比べながらワインを学んでいこう
というコンセプトです。
第一回は、「カベルネ・ソーヴィニヨン」代表的な赤ワインの品種です。
特にボルドーのメドック地区のものが有名。
タンニンが多く、長期熟成のフルボディータイプのワインが出来ます。
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右から
1 : バロン・ド・ロートシルド ボルドー・レセルヴ・ルージュ(フランス)
2 : カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ)
3 : シェラ・ヴァレーカベルネ・ソーヴィニヨン(カリフォルニア)

番外編
4 : シャトー・メルシャン 甲州きいろ香

3種類の国別カベルネ対決となりました。

1 : 2000円以下でこんな本格的ボルドーワインが飲めるんだ!
    と言うことにまず驚かされました。しっかりとしたボディー。
    カシスの深いアロマ、程よいタンニンとバランスの良さが
    群を抜いていました。

2 : お気に入りのデイリーワイン。
    濃密な樽香が、魅惑的な飽きの来ないワインです。

3 : アタックがまず華やか。
    ロリーポップやフルーツケーキのようなカラフルな甘さが
    にぎやかなパーティーを連想させます。乾杯ワインにピッタリ!


そして番外編の白ワインは
ソムリエ鈴木のセレクトには珍しい日本のワイン。
あまり期待せずに飲んでみると、大吟醸のようなさっぱりした味わいで
時間を置いてからの劇的な香りの変化がすばらしい!!
「甲州きいろ香」というネーミングと日本的なうつろう香りが
竹久夢二の描く女性を連想させました。

ワインセミナーセット【カベルネ・ソーヴィニヨン】+甲州きいろ香


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写真は、「ワインの若き熱血伝道師」、ユアーズの古川君作。
素敵なマリアージュでした。

次回はシャルドネ。
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by henrri | 2006-09-27 18:01

オレステスを観た

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エウリピデスによる2千年前の戯曲である。
「オレステス」は、事後の顛末を描いたような戯曲で、400年前のシェイクスピアによる「ハムレット」が、藤原竜也によって現代にもたらされた2003年の「ハムレット」ほどのカタルシスは、さすがになかった。

原始的な演劇に登場する人物の感情は、野太くストレートで
その怒りや悲しみを、鉛のように、重く舞台に降りしきる雨が打ち続け、会場全体を揺るがすように鳴るティンパニーが、力強く鼓舞する。
役者たちの演技は、おしなべてプリミティヴな太い線で大胆に描かれ
終始一定のテンションを保ちながら、荒々しく進行する印象。
藤原がハムレットで見せた、強弱、間断のリズムを駆使して
手繰っては寄せ、寄せては突き放すような繊細さは見られない。
現代に生きる若者たちが、演劇の原点を模索する姿に
演出家、蜷川幸雄の意図を見たような気がする。
自分の血肉を切り分けて、次の世代に伝えたい物
残さねばならない物としての「オレステス」。
ともすれば、観客が置いていかれそうになる驚愕のラストも
そう理解すれば出来ないことはない演出かもしれない。

その夜、これしかない!と確信して飲んだワイン。
ゼウスとイオの物語を思い起こさせる、思議な絵のエチケットだ。

マストロベラルディーノ・ヒストリア
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by henrri | 2006-09-16 12:04 | 演劇